| アロマテラピー隠れ塾 20 |
|||||||||||||||||||||
|
旅立ち 2007.8.28 湧き上がっていた雲が横に広がるようになり、きらきらした夏も、もう終わりを告げようとしています。 ここは、夜明けの スネイクルート カフェ。 ホメオスタシスは、そっと筆を置くと、深いため息をつきました。 テーブルの上に置かれているのは、紙にしたためられたアブソリュートくんへの言葉。 「もう教えることは何もない」 別れはつらいものです。冗談めかして、この言葉を残していくことで、少しでも寂しさがまぎれたらと思ったのです。 旅立ちの準備は整いました。 行かなければなりません。 ホメオスタシスは、古びた革のボストンバッグを片手に立ち上がりました。 そして、なつかしい香りだけを残して、スネイクルート カフェの扉を閉めると、紙を貼り付けました。 涼やかな風がさっと吹き、張り紙の文字をなぞって行きます。 ホメオスタシスは、少し距離を置いて、しばらく生徒たちの声に耳を傾けていましたが、おもむろに 「ベルガモット・・・」 とつぶやくと スネイクルート カフェを後にしました。 - 完 - [ きゃんどるカンケイ / アロマテラピー隠れ塾 / ページ先頭へ ] |