| アロマテラピー隠れ塾 13(1) |
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精油が体内に取り込まれるルート(1) 2007.5.20 ホメオスタシス(以下ホメオ) 精油について理解を深めたところで、精油が体内に取り込まれるルートについてお話ししましょう。やっとたどりつきました。 精油には200〜300種以上もの科学物質が含まれていると言いましたが、植物は精油を人のために作っているわけではありませんでしたね。一族の繁栄のために様々な目的で作っているようです。 ですから、人にとって薬効のある成分が含まれている反面、毒性を示す恐れのある成分も含まれています。しかも、精油を採り出す過程で、植物体内にあったときの化学組成とは異なってきます。 毒性を示す物質については用量、頻度が重要ですから、精油について知識を深めていくことはもちろん、どのように体内に取り込まれるのかを知っておくことも大切です。 精油が体内に取り込まれるルートには、嗅覚によるルートの他に、皮膚からのルート、芳香浴・吸入によるルート、経口ルートの3つのルートがあります。 日ごろ精油を使うのは、芳香浴や吸入、スキンケアに限られていますね。 体内に取り込まれる量の多い皮膚からのルートからいきましょうか。 まず、皮膚について考えてみることにしましょう。どうですか。 アブソリュート(以下リュート) 皮膚は、体を包み込んで外界から身を護っている、果物の皮のようなもの。汗をかいて体温を調節したり、呼吸もしています。 あ、色々な感覚ももっています。そんなところかなあ。 パチュリ あと、皮膚には内臓の疾患が現れるといいますね。 話がそれますが、皮膚というのは、色や模様が入ると仲間はずれにされやすいですよね。 ジュニパー 白くて無地がいいのよ。どうして、そうなのかしら。 ホメオ おやおや、話が難しくなりそうですよ。とにかく皮膚の基本的な構造と役割を確認していきます。 皮膚は、外側から表皮、真皮、皮下組織の三層構造で、表皮をおおっている皮脂膜をあわせると四層構造です。 表皮は、死んでいる表皮細胞(角質層、淡明層(手のひら、足の裏のみ))と生きている表皮細胞(有棘層、顆粒層、基底層)からなっています。 一番下の基底層で絶え間なく細胞分裂が繰り返され、上に押し上げられた細胞は時期(生まれてから2週間位)を得ると自殺し、固いタンパク質である角質となって皮膚を保護します。平均0.02mmの薄さですが、細胞と細胞の間はセラミドなどの細胞間物質でぴったりとくっついていて、中から出て行けるけど、外からは入れない仕組みになっています。角質は約2週間ほどで、フケ、アカとなって剥がれ落ちます。このサイクルをターンオーバー(新陳代謝)といい、このターンオーバーは加齢とともに長くなってしまうようです。 シミのメカニズムにも簡単にふれておきましょう。 強い紫外線を浴びると、ケラチノサイト(皮膚の主たる細胞)が刺激されてメラノサイト刺激ホルモンを産出し、これが基底層のメラノサイトに作用すると色素が作られていきます。 真皮は、乳頭層と網状層に分かれています。 乳頭層は、血管や神経の末端がきている部分です。 網状層は、ほとんどが網目状のコラーゲン繊維で、繊維の間にあるゼリー状のヒアルロン酸などで水分が保たれ、皮膚の張りや弾力、潤いを維持しています。 毛や爪は皮膚の一部だといわれますが、毛や爪は皮膚が変化してできたものなんです。 ちょっと毛についてふれておきますね。 胎児の時に真皮が陥没して毛包(もうほう)という筒状の膜ができます。 毛包の下の部分はろうそくの炎のような形になっていて毛球と呼ばれ、中に皮下組織とつながっている毛乳頭があり、その周りに毛母細胞があります。毛乳頭は毛細血管の栄養で毛母細胞の細胞分裂を促し、毛が作られていきます。 また、真皮には毛細血管の他に、リンパ管、皮脂腺、汗腺、神経などの付属器官があります。 皮下組織は、繊維質と皮下脂肪からなり、血管、神経が走行しています。 外部からの刺激に対するクッション、体の体温を保つ、栄養を脂肪として蓄えるなどの役割があります。 (参考) 「アロマテラピー検定テキスト 1級」 (社)日本アロマ環境協会(発行) 「精油の安全性ガイド 上巻」 ロバート・ティスランド/トニー・バラシュ(著) 13 精油が体内に取り込まれるルート(2) >> [ きゃんどるカンケイ / アロマテラピー隠れ塾 / ページ先頭へ ] |